こんにちは、こんばんわ。おはようございます!タクバヤシです。
今回の記事は、エレキギター初心者〜中級者向けの記事になっております。
「バッファー導入なんて当たり前です。」
という上級者の方々は、以下の目次から「クリームパンブースター」をご覧くださいませ。
バッファーとは?

Youtubeでも沢山バッファーの説明をしている方がいる中、わざわざ動画ではなく、僕のブログを読んでいただいてありがとうございます!
個人的な見解ではありますが、わかりやすく説明したいと思います。
まず結論から言うと
エレキギターやベースなどの楽器は通常、バッファーを通さないと音痩せします。
バッファーを掛けることにより、理論上は100m程の長いケーブルを使用しても、音質劣化はしないとのこと。(実際100mのケーブルなんて使ったら音質劣化すると思いますけどね)
ここで避けて通れないのが、ハイインピーダンスとローインピーダンスです。
めっちゃ簡単に説明します。
通常、ギターやベースから出る信号はハイインピーダンスです。
ハイインピーダンスは、とても弱い信号です。
弱いので、ノイズが乗りやすいんですね。
「ハイ」なんて言葉で惑わされますが、要するにここではノイズがHigh(ハイ)ってことで。w
ギターから出た信号(ハイインピーダンス)を、ノイズに強い信号(ローインピーダンス)にすることで、音質劣化の少ない、強い信号になるわけです。
そこで、バッファーの登場になります。
バッファーとは、ハイインピーダンスをローインピーダンスにするもの
※重要なポイント
バッファーはあくまでもインピーダンスを下げる役割で、それに伴い副作用で音が変わります。
結果的にバッファーで音は変化しますので、音が変わる=バッファーという考えでも良いと思いますが、本来はインピーダンスを下げる(ローインピーダンスにする)ということを目的にしています。
安心してください。既にあなたは、バッファーを持っています。

上記でバッファーとは何か?を簡単に説明しました。
「やばい!バッファー導入しないと!」と思うあなた!
手元に何かエフェクターはございますか?
それ、バッファーです。(トゥルーバイパスを除く)
エフェクターがONでもOFFでも、繋げている時点でバッファーが掛かっています。
んじゃあ、新しく買わなくても良いですね=w=
はい、そのバッファー(エフェクター)の音でいいならね。
上記の※重要なポイントでも説明しましたが、バッファーはインピーダンスを下げる代わりに副作用で良くも悪くも、音質が変化します。
例えば、有名なBOSSエフェクター。
BOSSは、全てのエフェクターにバッファーが搭載されています。
・BOSSのバッファーの音は、クソだ
・BOSSの音しかしない
・BOSSの音が好きだ
など、これは賛否両論あります。
要するに、BOSSのエフェクターを使えば、BOSSのバッファーを通すことになるのでBOSSのバッファーの音になるということです。
BOSSの副作用(音質変化)は聴く人によっては、一瞬でバレます。
イメージとしては
エフェクターの音色(歪み、空間系etc)と
エフェクター自体の音(バッファー)が
一つになってエフェクター。
そして
バッファーは先に掛けた方が優先されるので、BOSSのエフェクターの後に別のバッファードエフェクターを接続しても、後に繋いだエフェクターのバッファーは厳密にはあまり優先されないことになります。
バッファーは、ギターやベースになるべく近い位置に接続するのが理想です。
自然な音がするバッファーが、一番良いとされる。
トゥルーバイパスとは?
最近では、トゥルーバイパス仕様のエフェクターが増えています。
トゥルーバイパス(TB)は、繋げているだけではバッファーが掛からない。
ここでは詳しい説明を省きますが、インピーダンスを下げない方が良いパターンもあります。
(ゲルマニウムFUZZや、昔のワウペダルなど、ハイインピーダンスで入力したいパターンなど)
エフェクターをONにすれば、バッファーは当たり前ですが掛かります。
原音に忠実というイメージのトゥルーバイパスですが、全てのエフェクターをTBにしてしまうと音質劣化し放題で、カオスになります。
あなたは大丈夫?音質劣化のパターン
①ギター → 5mのケーブル → エフェクター(トゥルーバイパス)OFF → 5mのケーブル → アンプ
②ギター → 5mのケーブル → アンプ
という接続があるとします。
①と②は構造上、同じ音のハズですよね。
ですが残念ながら、①は誰が聴いても音質劣化、音痩せしています。
理由はアンプに到達するまでエフェクターとケーブル2個(合計10m)を通っているというのもありますが・・・
バッファーが掛かってないので信号がアンプに到着するまでに衰退しまくっているのです。
要するに、①のエフェクターに、BOSSのエフェクター(OFF状態)を入れたらバッファーがかかるので音質劣化はしません。が、上記にある「BOSSの音」になります。
おすすめのバッファー(クリーンブースター)
クリーンブースターとは、要するに原音(クリーン)を大きくするエフェクターです。
ですので、気軽にバッファーをかけることが出来るわけです。
クリームパンブースター(エフェクツベーカリー)
その値段からは想像がつかない程のクオリティで、最近大注目されているEffects Bakeryのクリーンブースターです!
こちらは、Brightモード(音が綺羅びやかになります)にカチッと切り替えることが出来ます。
このクオリティで3000円代はやばいって!!!
一家に一台は欲しいw
EPブースター(エキゾチック)
大定番、超王道ってところな、XoticのEP Boosterです。
最近はこのブースターが主流過ぎて、皆使ってるな!って思います。
それだけ良いということですね〜!
とりあえずEP繋いでおけば、良い音になるよ!って感じです!
ビヨンドチューブバッファー(シングス)
ThingsのBeyond Tube Buffer+は名前の通りバッファーに、なんとErectro-Harmonix社の真空管(12AU7 EH)がついております!!!
更にチューブブーストスイッチも搭載されております。
もれなくチューナーアウトまで。
物凄く真空管ライクな音に変化します。
EPブースターよりは使用されてる人は少ないですが、ほぼ定番になりつつあるバッファーでもあります!
バイタライザー(プロビデンス)
僕のイチオシは、Providence VITALIZERでございます!
見た目も小さくてシンプルなバッファーで、音も凄く自然です。
外国の方がよく使用しているイメージで(ホントイメージね)これ一つあるだけで安心できるサウンドです。
ちなみにギター用(上記)とベース用(下記)で分かれているのも、開発のガチさを感じます。
最後に、、、「バッファー最強!」
15年以上ギターを弾いていて、正直バッファーを単体で導入する日がくるとはマジで思っていませんでした。。。
(というかそもそもエフェクターを踏む日がくるとは思いもしなかった)
ハイ落ちしまくって、抜けの悪いギターサウンドからやっと開放された今日この頃。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!