エフェクターは踏まない派だった僕が、数年前からエフェクターにハマり遠回りに遠回りを重ね、一旦辿り着いた境地「オレ色ペダル」
エフェクターって難しいんですよね。ボード組むってなると配線はもちろん、接続順や操作性も考慮しないといけないし、何より自分を納得させなきゃいけないから。
沼のはじまり
ボードを1から組んでいくのでは無く、昔組んだボードを改造していくスタイルです。ちなみにこのボードのコンセプト(言い訳)は、【アンプ直とエフェクターの両立】
ELECTRO-HARMONIXのSWITCHBLADE +(画像ワウペダル右)で、持参するJCM900(直アンプ)とスタジオにあるJCの2つのアンプを足元で切り替え・同時出力を可能にしてた感じ。1人でアンプ2つ使って「ステレオー!!イェーイ!!」とか言ってました。家とスタジオで遊ぶ分にはホント楽しかったです。(ライブでの実用性は皆無)※SwitchBladeのその後は当記事後半に記載
数年後(現在)、組み上げたボードを思い切ってバラし、一回り小さいサイズのケースに変更しようと試みる瞬間。なんか気に入らなかったんでしょうね。
ここから沼にハマります。
↓↓
↓↓
↓↓
この辺りから、もう自分が何になりたいのか、何がしたいのかサッパリわからない感覚に陥り、エフェクター全部売ってキャビネット買うか?ぐらいまで追い詰められていたのは秘密です。
気を付けていたのは、パッチケーブル。毎回エフェクターのポジションを決めて、切って作っていたら何メートルあっても足りないので、九割九分九厘を使いまわし。(もはや見た目とかどうでもいい)
沼から抜け出した結果
おわかりいただけただろうか?最初の写真に似た構造になっている。ケースもスイッチャーも戻し、ただエフェクターとその順番が変わっただけという・・・。俺は一体独りで何をしていたんだろうか。これぞ沼
ギター(Gibson ES-335)▶①ELECTRO-HARMONIX SWITCHBLADE + (Bチャンネル)▶Marshallアンプ出力
ギター(Gibson ES-335)▶①ELECTRO-HARMONIX SWITCHBLADE +(Aチャンネル)▶②Limetone Audio JCB-4SM(ジャンクションボックス)▶③Providence VITALIZER WV VZW-1(バッファー)▶④KORG DT-10RW(チューナー)▶⑤DIGITECH WHAMMY5(オクターバー)▶⑥MXR MC404 CAE Wah(ワウペダル) ▶⑦TC ELECTRONIC HyperGravity Compressor(コンプレッサー)▶⑧MXR Phase90(フェイザー※モディファイ品)▶⑨CAJ Loop and Link ⅱ(スイッチャー)▶⑩Ibanez TS808(チューブスクリーマー※貰い物)▶⑪Effects Bakery スグル食品のビッグカツディストーション(ディストーション)▶⑫ELECTRO-HARMONIX NANO BIG MUFF(ファズ)▶⑬ZVEX Vexter Fuzz Factory(ファズ)▶⑭Effects Bakery あんバターコッペドライブ (福田パン謹製)(オーバードライブ)▶BOSS CUBE StreetⅡアンプ出力
⑩~⑭はスイッチャーに組み込んでる順番で、プログラムモードで使用中。スイッチャーは右から①TS 808 ②TS808+ビッグカツ ③BIG MUFF ④BIG MUFF+Fuzz Factory ⑤あんバター という感じで組んでます。
オレ色ペダルのコンセプト(言い訳)
まず、言うまでもなく見た目はそこまで良くない。(配線的な意味で)でも、もういいんです。ガッチリ固めてる綺麗なボードも魅力的ですが、これはこれでメンテナンスが簡単だし、エフェクター本体の交換も簡単。繰り返しですが、いちいちパッチケーブルを作ってられない。グランドループによりノイズが発生するのでは?っていう心配がありますが、別にノイズは発生していません。
コンセプトは「安価で便利」です。
空間系を入れていない理由は、まず持っていないのと、かけるならアンプ側でかけたいという感じ。コンプレッサーはクリーンで指弾きが増えてきた為、導入し直したらめちゃ良い感じだったのでその為だけ。TS808がメインの音で、飽きたらあんバターという感じ。歪みの前にフェイザーを入れているのは、今は亡きヴァン・ヘイレンリスペクトってことで。PolyTuneのチューナーからDT-10に変えた理由は、点けっぱなしに出来ないから。(PolyTune 3は可能)
ここまで読んで頂いた方はきっともう気づいておられると思いますが、一番高い物でもWhammy5です。これだけは壊れないで欲しい。エフェクターも壊れるときがあるので、なるべく安くて代替可能品を好む傾向にあります。
どれか1つだけ選べ
と言われたら、今回新しく導入した「ZVEX ( ジーベックス ) / Vexter Fuzz Factory」です。このエフェクターは感動的。飛び道具として使えるのがデカいですが、ツマミの調節で良い感じのファズサウンドも作れる。本当にオススメ。
エフェクターの世界にも、ヴィンテージ・リイシューみたいな概念があり、Fuzz Factoryの古いものは値段が倍以上違います。TS808の初期モデルとか平気で10万以上しますしねえ。このファズファクトリーとワウペダルの組み合わせが凄く良いんですよね。エルレのウブさんみたいな音出したい!!って人には必須w(本人も実際にどれか一つだけ選べと言われたらこれを選ぶそうです)
ということで、今回はここまで。また何か更新があれば更新しますwノシ
3日後(※追記)
どうやら、沼から抜け出していたと錯覚していたようです。気になっていたポイントは、ワウとコンプレッサー。一度頭によぎると、もうボードから出したくて仕方が無くなり・・・
人間って不思議なことに(俺だけの可能性もある)余白スペースが空いていると埋めたくなっちゃうんですよね・・・。そのスペースを埋めたいが為に余分に必要もない理由を探してしまう。このボード、せっかく小さく可愛いエフェクツベーカリーのペダル達の良さを潰してしまっている気がしませんか?私はしました。()
そして、辿り着いた「オレ色ペダル」
笑える。
結局、一回り小さいボードを使用することにした。(約34cm×55cm)もう、これで確定です。ブログ記事的に言えば、お待たせしましたが、こちらが私のエフェクターボードになります。コンセプトは「安価で便利」から「安心」に。意味不明ですが、一応ここから言い訳です。
アンプの歪み(主にMarshall)をメインとし、TSでブースト。アンプの歪みが使えない場合、エフェクツベーカリーのカツサンドで歪みを作る。その場合もTSでブースト。他は飛び道具。
終止符を打つことが出来たので
まず本来、自分が出したい音は、やっぱり自前のJCM900の音。当時ほど頻繁にライブやスタジオに行くことも無くなり、時代も変わってきているけど、やっぱり900の音が好き!運搬がしんどいから使っていないのではなく、そもそも自分の家にキャビネットが無いのです。(所持してたけど昔に売った)
要は、家では900で音を出すことが出来ない。(キャビを買っても、そもそも音量がww)どうせ900の音を出せないなら、エフェクターに手を出してみよう。が全ての始まり。そして、エフェクターであれやこれや無い頭で試行錯誤の末、真空管の音は無理だなと答えを出してみた、今日この頃なのです。
そして現れたのが・・・・
これは、Marshallのエフェクター。1988年に設計・販売されたのですが、それがなんと2023年3月に復刻。そうですね、詳しくは割愛しますが「あの頃のMarshall」がペダルになってるそうです。
これが俺の探していたアンプだ!!!
と体に雷が走り、購入手前で・・・
僕はJCM900を持っている。探していたアンプは持っているし、そもそもアンプじゃなくてエフェクター。
もう、限界でした。JCM900を持っているのに、それが家で使えないからエフェクターボードを作っていたのに、そこにMarshallの音がするペダルを入れたら、そりゃもう完成じゃねえか!!!
やっぱり買おう・・・。もうガバナーをメインの歪みとして生きていこう。そうしよう。と数日迷った。結果、
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓
「オレ色ペダル」の終止符。VALVESTATE 8080 はハイブリッドですが、900の次に好きなアンプでした。これで、スタジオでもライブでも家でも使える、コンボアンプ(メインの歪み)を手に入れた!ww(JCM900は将来豪邸に住んだときに地下の防音室でキャビネットと一緒に大音量で使う)
なかなかマニアックで自分の世界観MAXで勧めた当記事ですが、わかる人にはわかるのではないでしょうか。はー、スッキリ。ってことで最後まで読んでいただき、ありがとうございました!