前回のエフェクターボード更新から何日経ったのかも覚えていませんが、2025年3月現在また更新してしまったのでいつも通り晒していく。
思えば中学2年生のとき、Deep Purpleを友人から聴かされ、凄いなとは思ったけど何が凄いのかもわかってない俺は「特に趣味も無いし、ギターでもやるかぁ~」と始めたエレキギター。あれから20年ぐらい経つけど20歳ぐらいから全く上達してないし「俺はギター一本で飯を食ってくんだ!」なんてことを思ったことは、人生で一度もない。はず
エフェクターに対して思っていたことは別の記事にしているので暇な人はそっちも読んで欲しい。

究極の自己満足
まず、前回までのボードを晒す。

strymon.のcloudburstを導入してから、静かめな曲にアプローチしやすくなった。最初から最後までアルペジオな曲でも、指一本で適当に音出しててもそれっぽく聞こえてしまうのがこのエフェクター(写真左下の水色のやつ)
で、今回更新した“完成形”(大嘘)のボードがこちら

サイゼリヤの間違い探しにギリギリ採用されないレベル
変更点①
Effects Bakery あんバターコッペドライブ(ボード中央の小さい白いペダル)を、同じEffects BakeryのSandwich Fuzzに変更。というか戻した。ただ変更したことだけを伝えるだけでは面白くないので、その理由も書いていく。
その理由
あんバターをフルテン(ツマミをMAXまで回した状態)で、TSと組み合わせて使ってたけど単純に歪みが足りない。メタラーみたいなこと言ってますが、既に歪みは他のペダルで足りているので、もっとアホみたいな音が欲しかったってのが理由です。FuzzにTSという順番で繋いで、Fuzzは写真の通りフルテン。TSはブースターとして別で使ってるのでそのままの設定。出音は予想通りアホみたいな音しててめちゃくちゃ気に入ってます。
変更点②
変更点というか、今回のタイトル「マジで真空管みたいな音がする」をここで回収。メルカリで変なエフェクターを買った。それがこれ

これを見て、一瞬で何かわかった人は確実にマニア。むしろ普通はわからない。僕もこんな物があること自体知りませんでした。これ、何かというとプリアンプなんですが、Deep Purpleのリッチーブラックモアが、ブースターとして使用していたAIWAのテープレコーダー(下記写真)のプリアンプ回路があって、それを忠実に再現してエフェクターに落とし込んだっていう代物。
(僕が知らなかっただけで、色々調べたらAIWAのテープレコーダーのプリアンプ回路を忠実に再現してエフェクターに落とし込みました!みたいな製品って実は結構あるみたい。)

これ、カリフォルニア・ジャムっていう伝説的なライブで・・・って話は置いといて。テープレコーダーをブースターにしようって発想から、リッチーのぶっ飛び具合が理解できる。あんなクレイジーなステージングを横目に、こんな小学生が作ったロボットみたいなのがクルクル回ってたとかちょっとウケる。
リッチーブラックモアと言えば、Marshall MajorとAIWAのTP-1011って感じ。スターウォーズで例えるならば、ルーク・スカイウォーカーには、C-3POとR2-D2でしょう。(これ以上の例えがあるなら教えて欲しい)
僕が知らなかっただけで、色々調べたらAIWAのテープレコーダーのプリアンプ回路を忠実に再現してエフェクターに落とし込みました!みたいな製品って実は結構あるみたい。
これを、ES-335(ハムバッカー)で鳴らす
まず、リッチー・ブラックモアと言えばストラトキャスターのイメージが強い。シングルコイルピックアップにTP-1011を載せた音の方が、よりリッチー感はあるんだろうけど、僕の今のメインギターはES-335なのでハムバッカーピックアップで鳴らすことになる。実際のところ、試奏もせずに楽器を買う時代ですが、さすがに冒険したくなった。「マジ、どんな音がするんやろ?」が先走って購入した。
クランチ → 1011
クランチ → TS → 1011(繰り返し)
結果は、大大大満足。大成功。俺は何もしてないけど、俺天才ってなった。初見の感想は、「リッチー感」も確かに感じるけど、それよりも「真空管!」って感じがした。10年以上、JCM900+レスポールっていう直アンスタイルでやってきたので、それに似たようなものを感じた。TSでのブーストとこっちで使い分けて、これからも末永く使っていくつもり。
変更点③
延長コード(タップ)もエフェクターボードに導入することによって、実用性をアップさせた。スタジオやライブのとき、パワーサプライと繋ぐ弱々しくて細いDCアダプターを、いちいちコンセントの位置に合わせたり、配線を気にする必要が無くなる。

電源タップは前々からボードに導入したり外したりを繰り返していたのですが、今回はコンパクトかつ、丈夫かつ、長いもの(5M)を購入した。
結論、どっちでもいい
トランジスタであろうが真空管であろうが、アンプシミュレーターであろうが、デジタルだろうがアナログだろうが結論どっちでも何でもよい。一番納得させたいのは自分自身であって、相当な強敵。だから面白いし、永遠に遊んでいられる。
変更点②で紹介したエフェクターも、踏めば必ず「真空管!」ってなる訳では決してないと思う。いろんな条件が重なり合った結果、そういう音が出ているだけに過ぎないし、コンディションや弾き手によっても大きく変わる。
とりあえず現時点では大満足しているので、今回も晒してみました。ってことで最後まで読んで頂き、ありがとうございましたー!!