こんにちは、こんばんわ。おはようございます!元喫煙者タクバヤシです。タバコを辞めて2年は経ちますが、あれから一度も吸いたいとも思わない完璧な禁煙者に成り上がりました。どうも、酒カスです。
説諭、校長訓戒、謹慎、無期謹慎
僕は県内の私立進学校(中高一貫の6年制、男子校)に通っていたのですが、おそらく学校に存在する全ての処罰(※退学を除く)を受けた、ある意味で史上最悪の生徒の一人です。
簡単に言うと
説諭 = 親呼び出し
校長訓戒 = 校長先生と親と面談
謹慎 = 学校の独房で8時~17時まで勉強
無期謹慎 = ↑の期限無しバージョン(数週間~数ヶ月)
こういうことですが、これら全てを見事にコレクトした生徒は未だに居ない模様。(以前母校で聞いた)
理由は、タバコとバイクです。反省なんて全くしていなかったが、自分の人生、もっとしっかりしよう!と思えたキッカケの一つでした。
進学校だった為、バイクや車の免許を取得することはNGだったわけです。そんなこと当時の僕からしたらお構いなし。授業中に教習本を開き、学校の帰りに自動車学校に通っては、中型免許を取得。HONDAのスティード400(アメリカンタイプのバイク)に乗り、きちんと交通ルールを守って運転していた。

次、なにか問題を起こせば退学
当時のステータスはこんな感じ
時系列順↓
同級生たちと、授業をボイコット▶説諭
友人がカラオケで喫煙 (同席した罪)▶校長訓戒(友人は謹慎)
学校での喫煙がバレる▶謹慎
免許所持がバレる▶無期謹慎
仏の顔も三度までという言葉がありますが、喫煙系で2回処罰を食らっていた僕は、3度目は退学とはっきり告げられていたのです。
時すでに遅し、既にニコチン中毒だった僕は禁煙なんて全く考えてもなかったし、タバコを吸ってようが吸ってまいが学校には関係なくね?って心から思っていた。「次バレたら退学か・・・」と、学校帰り、最寄り駅の喫煙コーナーでタバコを吸っていたら、別の学校の先生と遭遇。
他校の先生「君、高校生?」
僕「はい。」
他校の先生「制服着たまま喫煙所…。今回は見逃す。もう行きなさい。」
このとき、人生で初めて「教師の鏡」だと思った。もう公の場所での喫煙は控えよう。と、馬鹿なりの決心だった。
成績もぶっちぎりのドベだった僕は、退学のリスクに付け加え、更に留年のリスクもあった。当時の僕らからすると留年(落第)なんてもう最悪。一個下の後輩と同じクラスになるわけで、イジメられる程度じゃ済まないし、そもそも精神的にヤバい。今までずっと一緒だったクラスの皆が卒業していく中、自分だけ高校3年生をもう一度繰り返すわけだから。落第が確定した生徒の99%は辞めていく学校だった。
次なにか問題を起こせば退学。赤点だと留年。という、絶体絶命の状態で天罰が下る。
財布を落とした。しかも電車で。
高3の冬、登校中の出来事だった。出席日数だけで乗り切り、留年は免れたものの、その学校の生徒しかほぼ乗っていない電車に財布を落とした。
ワンマン電車の終点駅で、職員さんが見つけてくれたそう。僕のバーバリーの長財布。
「〇〇〇〇さんは、おたくの生徒さんでしょうか?電車内に、お財布を忘れたみたいですよ。免許証を拝見させて頂きました。」
“ワンピースは実在する”ように、【ありがた迷惑】というのは実在する。当時の担任の先生が「俺があの電話を受けていれば…」と言ってくれたのだが、その発言がマジで恐怖だった。
「すまん、退学や。」
狂瀾怒濤
懐かしい独房(謹慎部屋)で、校長、生徒指導顧問、学年主任、担任の先生から事情聴取を受ける。
・「暴走していた」と通報があった
と、くっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっそ根拠も何もない、詐欺師のような発言を平然としてきた生徒指導の先生。何も言わずボーッと「そうですか」を繰り返す校長、「お前!何で免許なんか取ったんや!」としか言えない担任。これは後日だが「え、免許取ったらあかんのですか?」と、校長に聞く俺の親父。
17歳のガキは悟った。「しょうもない…」
暴走行為もしていないし、無免許でバイクに乗っていたわけじゃない、ヘルメットも被っていたし35歳になった今でもずっと無事故無違反ゴールド免許である。でも、ルールはルール。進学校だし、前科もある。「免許証を学校に預けなさい」という強制的な命令に従ったあと、もうすっかり夕方の誰もいない静かな教室に戻る。野球部のカキーンッって音が響いてた。
次の日の朝、聞いた話によると教室が変わり果てた姿で発見されたらしい。人はそれを「漫画ONE PIECEの、破壊されたアーロンパークのようだ」とか、「ヤンキー漫画(映画)クローズのロケ地では?」と噂した。優秀な生徒たちは、まるで何かを悟ったかのように、連携して修復したそう。
尚、僕は何も知らない。
リーチ状態が、大人になっても夢に出る
ここまで読んでくれた方々、ありがとうございます。少しはクスッと笑って頂けたでしょうか?これは全てノンフィクションです。僕の人生の一部ですので、AIにも作れませんw
退学になったのか?ですが、もちろんなっていません。当時、AO入試(アホでもOK)で大学に受かっていた為、「将来を潰すことになる」という、ごく一般的かつ普通の判断により、退学取り消し▶無期謹慎処分に。これにはなにやら教師職員の間で多数決が行われていたらしいが、もう結果オーライ。どうでもよい。
卒業式のあと、最後のホームルームで担任の先生が卒業証書を配る。僕だけに、”プレゼントがある” と言いながら、数ヶ月間封印されていた僕の運転免許証を返納してくれた。6年間を共にしたクラスの輩たちから、なぜか拍手を貰った。(お前らも今日で卒業したんやぞ・・・って思いながら、単純にその拍手が嬉しかったのは良い思い出)
退学と留年に脅かされる毎日。あの頃の自分にとって相当なレベルのストレスだったらしい。35歳になった今でも、あのときの夢を見る。卒業できてホント、本当によかった・・・。皆も諦めるなよ!って言いたいのと、そんなクソみたいな時代があったってことも言いたいのと、何より、、、
未成年者の喫煙は、法律で禁止されています。「百害あって一利なし」これは本当。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!このようなエピソード系記事をもっと見たい!って方がいらっしゃいましても、いらっしゃらなくても、勝手に更新していきます。ではのし