「彼氏彼女無し」でも、結婚願望ある人。まずこれ読んでみて。

この間、同年代の知人から電話がきて「婚約した!結婚します!」と連絡が来ました。彼は中高の同級生なのですが、別に特別仲が良かったわけでもなく、更に彼のパートナーの事なぞ何一つ知らないし興味も無い。逆にいえば、僕自身彼のことは全然嫌いな人間でも無いので「おー、おめでとう」という意味の言葉を数回繰り返してその電話は切りました。


数カ月後、彼からまた電話が掛かってきました。

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「ごめん、婚約破棄された」

と何故か僕に謝りの電話を入れてきたのですが、その時も「まじか、残念やな」という意味の言葉を数回繰り返して電話を切りました。知らねぇよwwwwwwって言えばそれまでやし、冒頭でも言ってますが別に嫌いなやつではない。とは言えそこまで同情も無いし、どうせならこの際、結婚について記事を書いてみようと思った程度です。

プロポーズや指輪に金かけて、結局最後に破局って誰でも萎えるし、気持ちの整理もつかんし大変やろう。死ぬなよ。

彼は僕に「結婚式に来て欲しかったから電話したのでは?」という風に思う方がいるかもしれないので、一応補足しておきますがそれは全く違います。ただただ謎の結婚します連絡でした。ちなみに僕は本当に親しい人間以外の結婚式には一切出席しないタイプの人間です。人生で1度しか出席したことがありません。



婚約を破棄されたことについての理由は興味がなかったので聞かなかったけど、、正直これは言葉や文字では伝えれないけど、、、僕には「大体わかる」のです。この意味がわかる人も少なからず居るでしょう。兎にも角にも、婚約した!結婚した!で「一旦ゲームクリア」みたいな感覚を持つのは間違いだと言いたいだけです。


クリアじゃなく、スタートね。僕からすると婚約なんて「新作ゲームの予約に成功した」程度にしか聞こえてない。

結婚しますアピール

彼が俺にした「結婚しますアピール」は全くと言っていいほど俺には効かなかった。なぜなら僕はもう30代だから。僕が言いたいのは、結婚しますアピールをバカにしてるわけじゃなく、結婚に謎の憧れがある10代後半~20代前半までにそういうのは卒業したから。大体誰もが通る道の1つでもあると思うし、初々しい気持ちというか、青春的な気持ちを馬鹿にはしない。


ある程度歳を重ねてるのにも関わらず「結婚しますアピール」をしてる人間でスムーズにいってる人間を見たことがないし、そもそもそういう人は「結婚」そのものの理解が歪んでる気がする。

「パートナー」と「結婚」

正直、結婚なんてしたいやつはすればいいし、したくないならしなければいい。恋愛結婚を認められてなかった大昔ってわけでも無いし、そこは本当に自由だと思います。「結婚出来ないから悩んでるんだよ!!」って人はもう一度考えて欲しいんですけど、そもそも何故あなたは結婚したいんですか?


どんな理由から結婚したいのかをもう一度見つめ直して、その結婚したい理由はあなたのパートナーの理解があるのかどうか?が大切で、自分が納得しているかどうかは別の話です。


子供が欲しいから、落ち着きたいから、独占したいから、などいろんな理由があると思いますが、それらは結婚しなくても出来ることがほとんどだと思います。結婚にはお金が掛かると思い込んでるパターンも同じで、全財産が数百円であっても結婚は可能です。婚姻届けを市役所に提出すれば結婚できます。


自分に欠落してる部分を探すことは良いことかもしれませんが、実際結婚とは関係なかったりしますからね。安定した収入も、車も家も、婚約指輪も、結婚式も、何もなくても、それは全部相手次第なわけです。自分自身と結婚するわけじゃないからね。




だから「理想のパートナー」ではなく「自分に合ったパートナー」を探さないと、結婚してもうまく行かない

現代人にはキツい「出会い」

「自分にあったパートナーを探す」と言うだけなら簡単に聞こえますが、実際マッチングアプリや出会い系サイト、インターネット、スマホの普及にのまれている現代人にとっては逆にキツイと思います。


理由としては、

選択肢が多いと人間は選べない


・いわゆる「出会い系」は、二極化を進めた


・保守的過ぎる人間が多い

まず、スマホも無ければ電話も無い大昔に比べて、現代の男女の出会いは確実に増えていることから「この人とはもう一生会えないかもしれない説」が薄くなりつつある。コロンビア大学経営大学院のシーナ・アイエンガー教授は「人間は選択肢の数が多すぎると選べない」ということをスーパーマーケットで実証し、一躍有名になりました。選択肢が多いから、いつまで経っても選べないのです。



そして、それに拍車をかけたのがマッチングアプリなどの、いわゆる「出会い系」


出会い系は、強者と弱者が明確な為に二極化している。「イケメンで年収が高い人」vs「ブサイクで年収が低い人」のどちらがモテるかなんてことは既に決まってるし、仮に嘘を付けばそれはそれで問題になる。強者は常に勝ち続けて、弱者は常に負け続けるゲームになるし、相手の性格なんてものは実際に会ってみないとわからない。使う人によって「出会うためのアプリ」が「出会いすら出来ないアプリ」になってしまう。



かといって、現代でSNSなどを利用せずにはいられない。情報社会になった現代、昭和ぐらいまでの「ガッツ」みたいなもので「法やルールをガン無視しがちの、我武者羅に突き進む系」の人口が少なくなり、現代は良い意味でも悪い意味でも保守的な人間が多くなったと思います。決して現代人が「ガッツのない雑魚」と言いたいわけではなく、様々な理由によって保守的な人間が増えたと思うということです。「今が良いから、別に変えなくて良い」みたいな意味合いで「別に結婚なんてしなくてよくね?笑」みたいな感覚です。昔はそうはいかなかったわけですからね。



昔の人の「離婚したくない」理由の多くは、仕事に影響があったり家族や周りの人間に迷惑が掛かるし、お金や子供の問題など理由がハッキリしている。現代もそこまで変わらないけど、女性の社会進出により以前よりは離婚は意識的に軽くなりつつあると思う。我慢ばっかりの窮屈な結婚生活なんて誰もしたくないですが、でも良くも悪くも「我慢強い人」が現在でも夫婦関係を築けてる人が多いのはリアルだと思います。



以上をまとめると「100発打てば1発ぐらい当たるだろう。離婚歴ぐらいどうってことねーよ!人生は冒険や!」的な感じよりも「AI搭載のスコープで風向きも弾道も完璧に計算された上、確実に相手を落とす。でもミスったら人生終了」みたいな感じになってるから、現代人の「出会い」はそれ自体が結構キツいということです。

考え直した方がいい

現在、彼氏や彼女、パートナーが居ないにも関わらず漠然と「結婚したい願望」を持っている方は、一度考え直した方が良い。そういう人は僕の周りにもいますが、少なからず僕にはこう見えています。

自分の寂しさや、わがままに、一生応えてくれるようなパートナーが欲しい。むしろ金で買えるなら買いたい。

繰り返しますが、僕にはこう見てるだけで他の人からはわかりません。例外も沢山あると思います。昔は「あなたのワガママにも着いていくわ♡一生お供いたします。毎朝あなたの為に味噌汁を作ります」みたいなヤマトナデシコ的な女性が多かったかもしれませんし、「君の為だ、好きなものは何でも買ってあげよう、湖をオープンカーでドライブしよう」みたいな浜田省吾のMONEY的な男性も今は少ないと思います。(わかる人にはわかる)



「新作ゲームを手に入れたい!」より「そのゲームを一生プレイしていたい」という感覚を持つことの方が良んじゃないかな?と思う次第であります。なのでそもそも結婚したら人生ハッピーエンド!みたいな幻想を抱いてる人は、一度考え直しましょう。

憧れからか、何からか

大人になったらパパと結婚する!みたいな憧れチックなものからの結婚したい願望に水を差すようなことはしたくないので、一応書いておきますが、この記事は結婚を否定しているわけではございません。ただ「結婚は良いものだ」「人生の墓場だ」など賛否両論あるように、本当に人それぞれで相手次第ですし答えなんてありません。ただ、僕の周りには彼氏彼女が居ないのにも関わらず、結婚したいしたいと言ってる人間が多い。正確には「結婚したい」のではなく単純に「寂しいだけ」なんじゃないのかな?と。更に大抵の場合それは過去の自分が選んできた道のハズなんですけど。



上記にもありますが、結婚なんて紙切れ一枚で成立しますからね。簡単なことです。それに付加価値的要素を沢山盛り合わせてるようにしか見えない。というのが今のところの本音です。決して結婚したいということはダメなことでは無いし、全く否定していません。



僕自身、国外での結婚&離婚歴があり、今は再婚して子供2人が生まれて順風満帆みたいに見られがちですが、実際は全然そうではなく、生活は苦しいし喧嘩はするしストレス溜まるし、What the Fです。「なぜ結婚しているのか?」は全く重要ではなく「僕はそういう人生を選んだ」ってだけです。


難しいなぁ、でも、夫婦ってそんなこんなで我慢が多いな。こんなもんか?知らんけど。




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